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2016.06.30

ドラゴン 1/35 IV号戦車H型 後期生産型 シリコーンバリアーを使ってみる

今回新しい試みとして、シリコーンバリアーを使ったちょろはげ(チッピング)表現をやってみたくなりました。

4号Hはシュルツェンや細いステーもあるし塗装の剥がれ表現が似合うのではと思います。

s_RIMG0770こちらがGSIクレオスのシリコーンバリアーです。
薬剤なので茶色いビンに入っています。なんだか小学校の理科の実験を思いだしますね。

本来はレジンキャストなどの離型剤に使用するものですが、塗装の上からも効くという事でプラモデルのチッピング表現に使われ始めましたね。

 

s_RIMG0773ぶっつけ本番は怖いのでプラ板で感覚をつかんでみる。
下地はガイアのオキサイドレッドにしました。

エアブラシでも塗装可能なようですが、大変伸びが良いので筆でも簡単に塗れました。
乾くとつや消しになるので分かりやすいです。

いくら塗っても下のラッカー塗料は全然侵さないので心置きなく塗れますね。
有機溶剤で匂いが結きついので使用中はマスクをした方が良いと思います。

量もたっぷり入っていて、お得感があります。チッピングにしか使わないのであれば一生分あると思いますよ。

 

s_RIMG0778

上からダークイエローを塗装しました。

爪楊枝などでカリカリ擦れば簡単に剥がれてきます。ヘアスプレーと違って一辺にゴソッと剥がれないので細い傷も楽に描けます。
どんどん楽しくなってくるのでやりすぎ厳禁ですねー。

面相筆でチマチマ傷を入れてくと大変ですが、シリコーンバリアーならその100分の1の労力で済みます。
これは便利なアイテムだな。

本物と同じ順番で剥がれるわけですからリアリティでも断然上でしょう。

 


 

s_RIMG0768シュルツェンにはマルチプライマー(ガイア)を吹いておきます。
マルチプライマーはとても強力ですが、価格が割高なのでここぞという場面でしか使いません。サフもがっつり目に吹いておきます。

 

s_RIMG0781シリコーンバリアーはステーやハッチなど塗装がはがれそうな所に重点的に塗っていきます。
筆の方が狙った場所がわかりやすく使いやすいですね。
 

s_RIMG0784シュルツェンにも塗布しました。走行中に小石が当たるなどして塗装が剥がれた感じを表現したいと思っています。

 


 

s_RIMG0786ダークイエローを塗装しました。
下地に影の色を塗ってから車体色を塗装していく方法(黒立ち上げ)は今回はやりませんでした。迷彩が入りますのでやってもあまり意味がありません。

今日は迷彩まで行きたかったですが湿度がやたらと高く、コンプレッサーのホースに水が常時結露する状態でしてとても塗装なんてできませんでした。

では今回の作業はここまでです。

2016.06.25

ドラゴン 1/35 IV号戦車H型 後期生産型 組み立て終了

今週は雨が降って涼しく、体調も良かったので一気に完成まで進みました。
面倒そうな車体シュルツェンは後回しにして砲塔の製作です。

s_RIMG0666

マズルブレーキは4種から選択できる・・・しかしどれが正解なのかが分からないw 後期生産型なら横に長い奴が正解なのかな。
 
s_RIMG0669砲塔シュルツェンはプラ成形ですが十分な薄さで成形されており、突き出しピンの跡も一切なく素晴らしい出来です。

ステーはもっと薄く削ろうかと考えましたが折れるのが怖いのでこのままにしました。
 
s_RIMG0672ドアは左右別パーツになってたので片側くらいは開けた方が良かったかもしれません。

 

車体シュルツェンは実車さながらの薄いアルミ板がセットされていますが、これが結構難儀させられました。。。

s_RIMG0674シュルツェンに引っかけるための受けのパーツはプラスチックで成形されています。

取り付け位置にケガキ線が入っていますが、これが少しでも狂うと全体に影響してくるので慎重に接着します。

接着はエポキシ接着剤の使用を激しく推奨します。瞬間接着剤だとアルミの表面がツルツルなので簡単に取れてしまいます。

実際製作中に何度もバキッと取れました・・・
 
s_RIMG0678上から見ると分かりますが、ツライチではなく隣の板同士が若干重なるようになっています。しかし、これが組みにくさを増しています。

キットの設計は板の「厚み分」が考慮されていないようで、上に重なる側のシュルツェンは非常にタイトになるのです。
シュルツェン側も半分位薄く削りましたが、それでもきついです。

力を入れて取り付けようとするとエポキシでもパリッと取れてしまいます。強度を求めるなら塗装後に接着・固定してしまった方が良いかもしれませんね・・・。
 
s_RIMG0679一番前の小さなシュルツェンだけはプラで成形されていますが、ここと2枚目のシュルツェンの合いも結構きつくって合わせに苦労しました
とにかく塗装し取り付けるまではそっとしておいたほうがいいですね。

 

s_RIMG0675せっかくですから箱絵にあるT-34の予備履帯を取りつけた車両を再現してみましょう。
0.5ミリのピンバイスでピンの穴を開けておきました。

 

s_RIMG06760.5ミリのステンレス線でピンを追加しました。重力で垂れさがっているように見せるのがポイントです。

 

s_RIMG0688これだけのディテールなのでフィギュアが欲しくなりました。
後ろのフィギュアセットから黒服の戦車兵を一体チョイスしてきました。

H型の後期型という事はノルマンディでしょうから、SSのエリート部隊でしょう。

ヘッドフォンはエッチングがセットでしたがオーバースケールでサイズも合わなかったのでジャンクパーツから持ってきました。
左手は一旦切り離してキューポラに沿うようにしています。

ではこれにて組み立て終了です~!
 
s_RIMG0694

s_RIMG06924号はやっぱりスタイルが良いですねー。
 
s_RIMG0691右側シュルツェンは一枚抜いてみました。本物も引っかけてあるだけなので簡単に外れたんでしょうね。被弾の跡なども入れたら面白いかも。
 
s_RIMG0695引っかけるパーツはナイフで薄く削りましたがそれでもなおタイトです。
画像では簡単にくっついてるように見えますが、この状態にするまで細心の注意が必要です。
本物がこうなってるので忠実と言えば忠実ですが・・・。

 
s_RIMG0696シュルツェンを外すとこのようになります。個人的にはこっちの方が好きです。

足回りもとても良くできているので、シュルツェンを付けずにじっくり見たい所です。
 
s_RIMG0690箱絵になったT-34の履帯が付いた車両は、実際に記録写真に残っているようです。
前面装甲の履帯は実際にはフックか何かに引っかけてあると思いますが、省略しました。

こう言うものが付いてると物語性が出てきますね。元あったディティールがほぼ隠れてしまいますが。

履帯の上からも迷彩が入るようなのでこの時点全て接着していましました。

 
では次回から塗装編です。

2016.06.22

ドラゴン 1/35 IV号戦車H型 後期生産型 車体の組み立て

旧版なので履帯はマジトラでした。

ベルトか連結式かは好みが分かる所ですが、4号は完成後も履帯が良く見えるので連結式履帯の方がありがたいですね。

ただマジトラはパーティングラインと突き出しピンの跡が困りもの。特にピン跡は見える側にあるため塗装してもくっきり見えてきます。

s_RIMG0640木材の上に角材を接着し、両面テープを貼ったものを治具として使っています。
これだけ長いと途中で曲がってくる可能性がありガイドが必要です。
枚数が多いですが、4号のマジトラは精度が良くぴったりはまってくれます。
 
s_RIMG0642接着は乾燥の遅いリモネン系をつかってみました。
一度お皿に出して面相筆で塗っていくと作業が早いです。あまりたっぷり流すと表側も溶けるので慎重に。

突き出しピンの跡は半乾きの時に320番の紙やすりで軽く削ってやりました。転輪と擦れた表現にもなって丁度いいです。
 
s_RIMG0644上側の転輪に接着剤を塗り、たるみ表現をして履帯取り付け完了です。
4号戦車はあまりたるまないようなのでこの位でいいかな。
巻きつける時は、合わせ目を起動輪の歯の所に持ってくるとやりやすいです。説明書に枚数が書いていませんでしたが、片側98枚が丁度でした。
 

s_RIMG0645フェンダーに軽くヨレタ状態にしておきます。
リューターで裏側から薄く削ってあげればこんな風に簡単に歪みます。
撃破されたわけではないのでダメージ表現はこの程度にしておきます。

 
s_RIMG0649後ろのワイヤーは水糸に交換しました。2本重ねになっていますが何とか収まりました。
 

s_RIMG0656お約束のヘッドライトにプラグコードを追加。

 

s_RIMG0663 s_RIMG0664車載装備品を取りつけて車体の組み立て完了です。

1/35の4号戦車は小さいですが装備品がごちゃごちゃ付いてるので情報がぎっしり詰まった感がありますね。

薄さが求められる所に適材適所でエッチングパーツが用意されていて、作り手に過度なストレスを与えることなくリアリティも追求できるようになっています。正にスマートキットと言う名前にふさわしいです。

ただドラゴンのエッチングパーツは場所によって全然精度が出てなかったりするので、たまにカッー!となりますけどね・・・^^

エッチングとプラの選択式になっている所は、ほぼ全てエッチングを選びました。
特にOVM類の台座はエッチングとプラでは雲泥の差があるのでエッチングを使った方がいいです。
 

では今日はここまでです。

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